こんにちは!
財務コンサルタントの大津です。

長引く不況下にあり、街中でも空き店舗が目立ちます。
オフィスビルの空室率は、上昇傾向で大阪の2月の空室率は10%程です。
そこで今回は、こんな状況下だからこそ是非検討していただきたい、
固定費削減(家賃の値下げ)について書かせていただきます。
テナントの家賃は、固定費の中でも大きな支出のひとつです。
それに、毎月必ず一定額が掛かりますので、光熱費などのように
使用量を抑えることで支出額を減らすこともできません。
しかし、逆に言えば賃料の値下げ交渉がうまくいけば、
何もしなくても、確実に毎月の支出を抑えることができます。
月に5万円の減額であれば年間60万円、10万円であれば120万円になります。
大きいですよね。
建物は、時の経過とともに資産価値が下がっていきますので、
物件の価値も同じく下がっていきます。
その為、実は、同じ物件でも古くから入っている借主が新しく入る借主より
高い賃料を払っているということが発生しているのです。
つまり家賃の値下げは、十分する余地があります。
では、テナント家賃の値下げについて、ポイントを挙げていきます。
【交渉の準備】
貸主にもわかりやすい、減額請求の裏づけとなる資料を用意します。
近隣の家賃相場を調べることで、適正な賃料を把握でき、
減額の余地やその根拠を説明する資料をつくることができます。
家賃相場は、インターネットで検索したり、
実際に不動産業者を周ったりすることで調べることができます。
さらに、現在借りているビルの募集賃料を、不動産屋などで調べることができれば、
家主側も理屈がとおらなくなり、その後の交渉を有利に進めることができす。
また、貸主がすでに過去の賃料で投資回収できている場合も
交渉の材料になりますので、分かる範囲で調べると交渉しやすいでしょう。
【実際の交渉】
理論武装をした準備書類で、貸主が理解しやすいような説明を心掛けることで
交渉は有利に進めることができます。
特に大切なことは、減額の理由、改定賃料を明確に伝えることです。
また、他に良い物件が有れば移転する可能性があることも、
伝えてしまってよいと思います。
交渉の時期は、1日でも早く交渉をした方が、コスト削減の効果は大きいです。
倒産や移転で空室が増えている社会環境ですので、
過去に家賃の滞納などの問題がなければ、交渉が成立するケースも多いと思います。
貸主も、長期間入ってもらえる優良な借主が欲しいのが本音です。
賃料が折り合わず移転される空室のリスクを考えると、
テナント家賃の減額は貸主にとっても納得しやすい落とし所といえます。
経費削減でお悩みの経営者の方は、是非、一度検討してみてください。










